とまじ庵

TOMADIAの後日譚?

PS4のカラオケ(JoySound)で遅延を減らすには?

つい数週間前までは夏日だのなんだの言っていたのに そろそろファンヒーターでも出しちゃう?くらい肌寒くなってきた今日このごろ。

日本の秋 ほぼなくなってない? どうもとまじぃです。

そんな感じで 冬はあまり外出したくないってんで 家庭内で楽しめること。

そうです よくわかりましたね! カラオケです(ぇ

都会の集合住宅ぐらしだと絶対ムリですが ど田舎の一軒家だと普通にカラオケできちゃったりするんですよね

PS4のカラオケは遅延と隣り合わせ

一昔前のゲーム機とテレビの接続はっていうと AV端子とかS端子とかそっち系が主流。映像は黄色い端子やS端子で送って 音声は赤白の端子で送ってましたよね。

PS3時代もカラオケソフト(JOYSOUND PLUS)は存在していたのですが この手のケーブル経由でテレビに接続したり、テレビにはHDMIでつなぐものの 音声だけは赤白コードでスピーカーに繋いだりができていたので音声の遅延を回避して快適にカラオケをするのは簡単でした。

しかし…PS4というハードに進化して端子類も整理された結果。

HDMIと光でしか接続できなくなってしまったのです(涙

0.1秒と侮るなかれ

まぁ普通にPS4をテレビに繋ぐ場合 だいたいの方はHDMIで接続していると思われます。今どきのテレビだとPS4などのゲーム機が接続されると「あ!ここにはゲーム機が接続されたんだな!」ってのを自動で認識してくれて 低遅延の「ゲームモード」に自動的に設定してくれたりします。

我が家のレグザもそんな機能がついているので こんな感じで勝手にゲームモードになってくれます。

しかし…歌ってみるとなんか違和感があるんですよね…微妙~になんか違和感。

ってことで JoySoundの設定内にある 遅延の計測をしてみると…

遅延116msほど。1秒が1000msですから だいたい0.1秒って事です。

な~んだ!0.1秒なら誤差じゃん 問題ないじゃ~ん!って思うでしょ?

でもよく考えてください!

たとえば Adoの唱

この曲のBPM(テンポ)が132。つまり一分間に132個の四分音符が刻まれるということです。そうなると 四分音符一個あたりの時間が 60÷132ですから0.45秒。msに換算すると450msとなります。

ここから換算すると 16分音符一個が約100msということになるわけです。

んで!100ms音声の出力が遅れるとどうなるかって言うと!16分ですから 普通だと 「タカタカ タカタカ タカタカ タカタカ」って歌うとするじゃないっすか。それが 「タ」って感じになっちゃうと
(細字が実際の声 太字がテレビから出力される音)

スローテンポのバラードとかなら許容できる遅延ですが 高速なラップパートなんかがある曲だと ディレイでもかかってるみたいで かなり違和感ありまくりな遅延になってしまうのです。

ということで光で繋いでみた

さて HDMI接続でも ゲームモードでも 100msの遅延が発生すると!
(映像遅延はかなり抑えられているものの音声の遅延はあまり考慮されていない模様?)

ギリ普通に歌える程度ではあるものの どうせならもっと遅延は少ないに越したことはないと!

どうにかできないか考えてみます。

幸い我が家のテレビに繋がっているサウンドバーが BOSEのTV Speakerという機種でして

HDMI・光・Bluetoothの3種類の接続に対応してるんですね。

ということは…PS4から光ケーブルで直接にサウンドバーに接続したら遅延なくなるんじゃねぇ?という期待。

ということで サウンドバーに繋がっているHDMIを抜き(万が一テレビから信号来ちゃうかもなので)光ケーブルを接続。HDMIを抜いてサウンドバーの接続を解除するととテレビのスピーカーから音が出てしまうので テレビの音をミュート。

接続を変えただけではサウンドバーから音がでなかったので サウンドバーの電源を入れ直したら無事に音声が出力されました。
物理的にサウンドバーにはPS4からの光ケーブルしか繋がっていないので どうやらPS4の光出力からの音声がサウンドバーから出ているのは確実な様です。

はたして光接続での遅延は…


うぉぉぉぉ!!! 47ms!!!

これなら32分音符以下のズレなので ほぼほぼ違和感なく歌える遅延。

実際歌ってみても カラオケボックスと変わらない程度には違和感がありません。
というか むしろBOSEなんでカラオケボックスより音いいんじゃねぇ?くらいの勢い(笑

光対応のスピーカーたち

ということで! たまたま我が家のサウンドバーが光出力に対応していたので「遅延少なめ」な接続ができました!というお話でした。

なかなか光接続に対応しているスピーカーってのもなかったりするんですが あえてチョイスしてみると下記3機種なんかは お手頃で気軽に試せるかと

他にも色々とあるんで 中華製品など幅広く見てみたい方は下記リンクから探してみてください。

Amazonの光対応スピーカー一覧

光非対応のスピーカーを利用したい場合は?

そんなこんなで 光で繋げれば遅延はかなり減らせますよ~というお話だったのですが。

わざわざ新しいスピーカー買わなくても 「光非対応のスピーカーあるから それが使いたいねん!」って人もいらっしゃるでしょう。

あとは…薄型のPS4も光端子が省略されていて今回の方法が使えません。

そういう方は HDMI分離器を使用すれば解決できます

なぜ音声が遅延するかというと テレビの中でなんかゴニョゴニョ処理してる時に遅れちゃうってことなんですね。なので「テレビに入る前に音声だけ分けてスピーカーに入力しちゃいましょ」って事。 要はさきほど光でやってたことを強制的に機器をつかってケーブルでやっちゃおうって事です。

こんな感じの接続をすれば遅延少なめでカラオケが楽しめると思います。

USB接続なのでマイク自体の遅延などもありますから完全に遅延ゼロというわけには行きませんが、まぁ二桁msec程度の遅延であれば 一般的なカラオケでは不自由することはないでしょう。

そんな感じで ど田舎の一軒家や防音バリバリな高級マンションでPS4カラオケを楽しめる方は、試してみてくださいね~というお話でした(^o^)v