とまじ庵

TOMADIAの後日譚?

フィラメント風LED電球の罠!照明選びで失敗しない方法

こんにちは、とまじぃです。今回は、私の照明改革の顛末をお話しします。LEDテープからクリップライトへの移行、そしてフィラメント風LED電球での失敗と、その解決までの道のりです。この経験から得た教訓が、皆さんの照明選びの参考になれば幸いです。

LEDテープ、思わぬ落とし穴

正面以外から見たらダサい問題

最初に導入したLEDテープ。確かに正面から見ると雰囲気があり、おしゃれな印象を醸し出していました。しかし、横や斜めから見ると...。正直に言って、ダサいの一言です。

LEDテープ、おしゃれ〜って思ってた時期が僕にもありました(笑)

LEDテープの特性上、光源が点状に並んでいるため、角度によっては無数の光点が見えてしまいます。これが意外と目障りで、せっかくのインテリアの雰囲気を台無しにしてしまうのです。

配線処理の難しさ

もう一つの大きな問題が、配線処理でした。LEDテープは柔軟性があるため、様々な場所に設置できるのが利点です。しかし、その分配線の引き回しが複雑になりがちです。

特に、コーナー部分の処理や電源アダプターの配置には悩まされました。美しく見せようとすればするほど、配線が目立ってしまう。これはLEDテープの宿命とも言えるでしょう。

クリップライトに乗り換えてみた

選んだ理由と期待した効果

LEDテープの課題を解決すべく、次に選んだのがクリップライトです。選定の際は以下の点を重視しました。

  1. デザイン性:インテリアに馴染むシンプルなデザイン
  2. 設置の柔軟性:クリップ式で様々な場所に取り付け可能
  3. 光の質:均一な光で空間を照らせること

特に期待していたのは、配線の問題解決と、光の当て方の自由度です。クリップライトなら、電源コードの処理がLEDテープほど複雑にならず、また光の向きも自在に調整できるだろうと考えました。

どこに設置しても光の感じがしっくりこない

しかし、実際に設置してみると、新たな課題に直面しました。どこに取り付けても、光の感じがしっくりこないのです。

書棚の上に置いてみても、デスクにクリップで固定しても、壁に向けて光を当ててみても...。何かが違う。部屋の雰囲気が期待通りにならないのです。

光が強すぎる場所があったり、逆に暗すぎる場所ができたり。均一な明るさを得るのが予想以上に難しいことに気づきました。

この時点では、問題の本質がクリップライトそのものではなく、使用している電球にあるとは気づいていませんでした。その真相は、次の章で明らかになります。

電球選び、その落とし穴

フィラメント風LEDの誘惑

クリップライトに使用する電球を選ぶ段階で、フィラメント風LEDに目が留まりました。従来の白熱電球のようなレトロな雰囲気と、LEDの省エネ性を兼ね備えた製品です。

これぞおしゃれ!って思っちゃいました(またかよ)

正直なところ、見た目に惹かれました。クリアなガラス球の中で、LEDが細長く並んでいる様子は芸術的とさえ言えます。「これなら、照明そのものがインテリアの一部になる」と考えたのです。

見た目重視で選んだ結果

しかし、この選択が後の苦労の元凶となりました。フィラメント風LEDは確かに美しい。しかし、その美しさと引き換えに、実用性を大きく損なっていたのです。

具体的には、光の拡散性の低さです。従来の白熱電球やLED電球は、バルブ内部で光を拡散させる工夫がなされています。一方、フィラメント風LEDは光源がむき出しの状態。結果として、非常に指向性の強い光を放つことになったのです。

光の質、その重要性

まぶしすぎて使い物にならない現実

フィラメント風LED電球を取り付けて点灯させた瞬間、その問題点が明らかになりました。まぶしすぎるのです。

うわっ、まぶしっ!これはアカン...

光源を直視すると目が痛くなるほどの輝度。しかも、その強い光が狭い範囲に集中しているため、照明としての機能を果たしていません。明るすぎる部分と暗すぎる部分のコントラストが強すぎて、室内の雰囲気を台無しにしてしまいました。

光の比較

設置場所選びの真犯人判明!

ここで、先ほどの「設置場所選びの難しさ」の真犯人が判明しました。実は、クリップライトの設置位置の選択肢が少ないように感じたのは、フィラメント風LED電球の特性が原因だったのです。

光の指向性が強いため、電球の向きがわずかでも変わると照明の効果が大きく変わってしまう。そのため、「ここなら良さそう」と思える場所が限られてしまっていたのです。

光の比較2

LEDの光の特性、知ってました?

ピンポイント照射の仕組み

ここで、LEDの光の特性について少し掘り下げてみましょう。

LED(発光ダイオード)は、その構造上、光を一方向に放出する特性があります。これは「指向性」と呼ばれ、LEDの大きな特徴の一つです。

この特性は、懐中電灯やスポットライトには適していますが、室内照明には必ずしも適していません。室内照明では、均一で柔らかな光が求められるからです。

光の拡散、その重要性

一般的なLED電球が、バルブ内部に拡散板や反射板を使用しているのはこのためです。光を意図的に拡散させることで、LED本来の強い指向性を抑え、柔らかな光を実現しているのです。

フィラメント風LED電球は、この拡散の工夫が最小限に抑えられています。見た目の美しさを優先した結果、照明としての機能性が犠牲になっているわけです。

普通のLED電球で解決!

広がる光、広がる安堵感

結局のところ、通常のLED電球に戻すことで問題は解決しました。

拡散性の高いLED電球を使用することで、部屋全体が均一に照らされるようになりました。まぶしさも解消され、目の疲れも軽減。照明が気にならなくなったことで、むしろ部屋の雰囲気が良くなったように感じます。

LED電球の比較

理想の照明環境、ようやく完成

クリップライトの設置場所の自由度も大幅に向上しました。光の指向性が弱まったことで、電球の向きを厳密に調整する必要がなくなったのです。

結果として、当初想定していた場所すべてに設置することができました。配線の問題も、LEDテープほど深刻ではありません。やっと、理想的な照明環境が実現できたと言えるでしょう。

あぁ〜、これこれ!求めてたのはこれだよ!

照明選び、反省点まとめ

見た目vs機能性、バランスの大切さ

この経験から、照明選びにおける「見た目」と「機能性」のバランスの重要性を学びました。

確かに、照明器具は室内のアクセントになり得ます。しかし、その本質的な役割は「照らす」ことです。機能を犠牲にしてまで見た目にこだわることは、結果的に使い勝手の悪い空間を作ってしまう可能性があります。

失敗から学んだ5つのポイント

最後に、この経験から学んだ照明選びのポイントを5つにまとめます。

  1. 光の質を重視する:均一で柔らかな光が出せるかどうかをチェック
  2. 設置場所との相性を考える:クリップ式なら取り付け可能な場所を事前に確認
  3. 配線処理を考慮する:コードの長さや収納方法を検討
  4. 実際の使用シーンをイメージする:読書用、作業用など、用途に合わせた選択を
  5. 見た目と機能性のバランスを取る:デザイン性に惑わされず、照明としての本質的な役割を忘れない

照明は、私たちの生活に大きな影響を与える重要な要素です。この記事が、皆さんの照明選びの一助となれば幸いです。

最後になりますが、照明選びに完璧な正解はありません。それぞれの空間や生活スタイルに合わせて、試行錯誤を重ねていくことが大切だと思います。皆さんも、理想の照明環境を求めて、楽しみながら探求してみてはいかがでしょうか。

失敗は成功の元!めげずにがんばるぞ〜!(無駄にポジティブwww

それでは、明るく快適な毎日を過ごしましょう(照明の記事なだけに…