2019年もそろそろ終わりに近くなった年の瀬。
そんな中、Apple史上もっとも「機種的にもサイズ的にもiPadの種類が多い」現在!!
iPadが欲しいんだけど結局どれを買えばいいの? なんて悩んでる人も多いと思うんです。
ということで今回は各機種の特徴を見ながら「こんな用途の人はこれがいいよ~」的なお話をしていこうと思います。おつきあいくださいませ。
現行機種一覧
まず最初に現在発売されているiPadの種類をおさらいしていきましょう。
もちろんストレージ容量や過去機種なども網羅すればもっと細かく分かれるのですが、話がややこしくなるので「現行機」で説明していきます。
- iPad Pro 12.9インチ
- iPad Pro 11インチ
- iPad Air 10.5インチ
- iPad 10.2インチ
- iPad Mini
上記の合計5機種が現在発売されている「現行機」ということになります。
各機種ごとに対応している周辺機器なども異なっているので、それも踏まえて用途別に解説していきます。
iPad Pro 12.9インチ
- 対応Apple Pencil:第2世代
- 対応 キーボード:SmartKeyboard Folio
- 大きさ:280.6 mm×214.9 mm×5.9 mm
- 重さ:631 g
特徴
とにかくデカイ!重い!
わかりやすく大きさを説明すると「そこそこの大きさのノーパソの画面だけ取り外したくらい」。
実際手にしてみると「でかい板」感がすごい。
一般的な「家庭でのタブレット用途」である、WEBブラウズや動画視聴や電子書籍などに使うのであれば確実に「持て余す大きさ」。
ただし SmartKeyboardと組み合わせればほぼMacBook Proと同サイズと化すのでノートPCライクに使うのであれば許容できる大きさ。
性能は現状最高レベルのA12X Bionicを積んでいるのでスペック的には最強。
用途
大きさ的にモバイル用途や家庭用というよりは業務用や据え置き用で使うのが向いている。
- デザイン系業務などで社内でPDFに赤入れ(修正)する
- 対面でちょっとしたプレゼンテーション
- 大きな画面で緻密なイラストや動画編集などのクリエイティブ用途
などなど、画面の大きさと性能の両方が必要とされる場面で活躍。
一般家庭で導入する機会があるとすれば「趣味でイラスト書いてるけど結構ガチです!!」って人くらいかと。
ただその用途であれば価格的に液タブ買ったほうが良さげだし、画面サイズ的に考えるとMacBook Proなども視野に入る価格帯だし・・・・。
ある意味「用途はかなり限られる」機種といったところ。
iPad Pro 11インチ
- 対応Apple Pencil:第2世代
- 対応 キーボード:SmartKeyboard Folio
- 大きさ: 247.6 mm×178.5 mm×5.9 mm
- 重さ:468 g
特徴
性能とモバイル性を両立したいならこの機種。
iPadで標準的サイズであった9.7インチが10.5インチに大型化し、その後ホームボタンがなくなったおかげでさらに画面だけ大型化し11インチへ。
なので 過去のiPadの伝統的サイズである9.7インチと比べても持った感じはたいして変わらない。
ApplePencilに関しては、無印iPadなどに比べガラスが薄い(表示面とペン先の距離が短い)ので、ダイレクトな描き味は完全に別物。
こちらも12.9インチと同じく A12X Bionic を積んでいるので性能面では無双。
用途
動画編集、画像編集、RAW現像、イラスト制作など処理能力を問われるクリエイティブ系作業をiPadで行うつもりであれば、これを選んでおけば間違いなし。
Apple Pencilも第2世代なので「本体にマグネットで貼っておくだけで充電できる」ので、使いたいときに即使える利便性はかなりのもの。
CPUも最新世代ということもあり、OSがアップデートされても末永くサポートされる可能性が高いので長く使いたいのであればこの機種を選んでおいた方が吉。
ただし価格帯も「Pro」レベルであり、SmartKeyBoradやApple Pencilなどを揃えると楽に15万弱のお金が飛んでいくのでその価値をiPadに見いだせるかが鍵。
逆に「どうしてもiPadですげぇこと(動画編集とか高解像度のイラストとか)やりたい」ってこだわりがなければ、無用の長物。
でも筆者が現在ほしいのは実はこの機種(笑)
iPad Air 10.5インチ
- 対応Apple Pencil:第1世代
- 対応 キーボード:SmartKeyboard
- 大きさ:250.6 mm×174.1 mm×6.1 mm
- 重さ:456 g
特徴
旧型iPad Proの筐体に現行iPad Proに準ずる性能を詰め込んだコスパ機。
Proに準ずる A12Bionicや フルラミネーションディスプレイなど高性能を詰め込んでいるものの、価格はProの半分程度でお買い得。
スピーカーの数が二個だったり、インターフェースがLightningだったりと、一部の機能はPro並ながら 全体的には無印iPadや旧世代Proを踏襲しているため 低価格化が実現できている。
用途
性能的にはProに近いので価格性能比は現行iPadの中ではトップクラス。
周辺機器も旧世代のものが使えるので、最新Proよりわずかではあるものの予算を抑えられるのは嬉しいところかも?
無印との価格差 約2万円を悩むところだが、CPUの世代が二世代ほど新しいので「サポート切れまで長く使いたい」のであれば Airを選んでおいたほうが吉。
ProのUSB TYPE-C対応やApple Pencilの充電方式などにこだわりがないのであれば 大概の作業は問題なく行えるスペックなので、個人的には一番のおすすめのコスパ機種。
iPad 10.2インチ
- 対応Apple Pencil:第1世代
- 対応 キーボード:SmartKeyboard
- 大きさ: 240.0 mm×169.5 mm×7.5 mm
- 重さ469 g
特徴
現行最廉価モデルのiPad。
実は初代iPad Pro(2015~2016)より高性能なCPUを積んでいるので、大概の作業では支障がないスペック。
なによりの魅力は税込みで40000円を切るリーズナブルな価格!!
用途
前項でも説明したのだが、CPU性能自体は「旧世代のiPad Proより上」だし、Apple PencilにもSmartKeyboardにも対応しているので・・・ぶっちゃけてしまえば大部分の用途であればこの機種で事足りるといって問題ないレベルの性能。
一般的なタブレットの用途である WEB閲覧、電子書籍、動画視聴などはまったく問題なくこなしてくれますし、アプリさえ入れれば 動画編集や画像編集、デジタルカメラのRAW現像 などもまったく問題なくこなせる機種。
あえて上位機に予算を使わずに、無印iPadの大容量版を買ってしまうという選択肢もありといえばありかも?
唯一難点を挙げるとすれば、使用されているCPUがProやAirから数えると2世代前のA10FUSIONなので、この先iPad OSがバージョンアップされた際に一番最初にサポートが切られるのがこの機種ということあたりか?
ただそんな事態になるのも3~4年以上あとの話なので、とりあえずiPadが使いたいのであれば これを買っておけば間違いない性能の機種といっていいと思います。
ただし・・筆者も無印iPadを所有していますが・・。
常に「AirとかProとかはもっと使いやすいんだろうなぁ・・・」という羨望を抱えたまま使うことになるので。
ガジェットオタクな方は素直に上位機種を選んでおきましょう(笑)
iPad mini
- 対応Apple Pencil:第1世代
- 大きさ:203.2mm×134.8mm×6.1mm
- 重さ:200.5g
特徴
iPad miniという名前なので 無印iPadの下位と思われがちだが、CPUにA12Bionicを採用している上に、ディスプレイもフルラミネーションディスプレイを採用しているので 性能的には 「iPad Air mini」と言ったほうが良い機種。
用途
片手で楽に持てるサイズ感にAir並みの性能ということで、ある意味「小さな巨人」
あたりまえの様に一般的な用途では不足ない性能を発揮するので、モバイル端末としては最強な機種。
ただし画面サイズが7.9インチということで「大きめなスマホより一回りだけ大きい」レベルなので、画像編集や動画編集などで使うには小さすぎる。
大きさや用途的にはそこまでスペックはいらないので 無印iPad並みの価格で出してくれたらよかったのになぁ・・・と思う惜しい価格設定。
この小ささに価値が見いだせる人向け。
まとめ
といった感じで現行のiPadを用途別にまとめて見ました。
ざっくりとまとめると
- 用途は限られるが画面の大きさが必要なら iPad Pro 12.9インチ
- applePencilの性能を存分に引き出してクリエイティブに使いたいならiPad Pro 11インチ
- Proを買う予算は厳しいけど処理性能には妥協したくないなら iPad Air 10.5インチ
- とりあえずiPadがほしい。そこまでマニアックな用途には使わない・・・なら iPad 10.2インチ
- とにかくモバイル性能にこだわるなら iPad mini
こんな感じですね。
でもねぇ・・・こんな動画見ちゃうと 絶対iPad Pro 11インチが欲しくなるんですよねぇ・・・。
ということで物欲が止まらないとまじぃがiPadについてまとめて見ました。
みなさんのiPad選びの参考になれば幸いです♪