一時期アクティブスピーカーに凝っておりまして、色々な機種を買い漁っていた時期があります。
ということで本日は、過去に使ってきた機種の特徴、そしてイマイチな部分も合わせて一挙にレビューしてまいります。
主にPC用スピーカーとしての使用ですので、コンパクトな筐体のモノが多目です。
(3機種ほど大きめのモノもありますが)
各機種のスペックなどはメーカー公式ページの記載に準ずる
アクティブスピーカーとは
アクティブスピーカー アクティブスピーカー(Active speakers)とは、スピーカー筐体内部にアンプを内蔵したスピーカー。パワードスピーカーとも呼ばれる。一般的にはデジタルオーディオプレーヤーなどの携帯機器やパソコンの音を鳴らすため、これらのヘッドフォン端子またはライン端子に直接接続もしくはラインアウト端子からの音声信号はスピーカーを駆動するには出力不足のため、アンプで信号を増幅してスピーカーを駆動させるが、スピーカーボックス内にアンプを内蔵することにより別付けのアンプが不要になり、接続するコードの本数を減らして使用する機器を減らせる。
簡単に言えば「アンプ内蔵スピーカー」の類ですね。
接続方法に関しては、一般的なRCA(赤白)ケーブルやステレオミニジャックの他、USB接続の物もあります。
接続方法などはメーカーページで確認の上、使用するオーディオ機器と接続するためのアクセサリ類も忘れず購入することをおすすめ致します。
1位 Yamaha NX-50
スペック
- 外形寸法(幅×高さ×奥行):83W×184H×184Dmm
- 質量: 1.1kg(右)、0.9kg(左:スピーカーケーブル2.0m含む
- 消費電力:13W
- 待機時消費電力: 0.5W以下
- 実用最大出力(JEITA): 7W+7W(6Ω 1kHz 10% THD)
- 再生周波数帯域: 55Hz~20kHz
特徴
我が家の現行機。たぶんコストパラウドネス回路のおかげで自然なバランスで聞かせてくれますし、使用してない時はオートパワーオフ機能で勝手に電源落ちてくれます。
発売当初は1万円超えでしたが、現在では最安7000円台で購入できますのでコスパ的にも最強。
安心のヤマハクオリティで万人におすすめできる機種です。
ただ「原音を忠実に鳴らす」系ではないので、オーディオマニアの人には勧められないかな(笑)
短所
目立った短所は見当たりません。しいて言うなら正面から見たコンパクトさに比べて、結構奥行きが長いことくらいです。ある程度低音を出すためにはこの程度の長さは必要なんでしょうし、しゃぁない。
2位 Pebbles
スペック
- サイズ :幅78mm、奥行150mm 高さ132mm
- 重量 :1kg
- 周波数特性 70Hz ~ 20kHz
特徴
通称「かたつむり」。
5000円台で良い音欲しけりゃ迷わずこれ買っとけ!!っていうくらい、この価格帯ではありえない高音質
価格.comのPCスピーカー部門では長い間不動の1位に君臨し続けています。
この大きさと独特の形からは想像できないですが、出てくる音は「サウンド」
スラップベースの低音などもキレよく再生してくれますし、高域も必要にして十分。
コンパクトさ、価格、独創的な形。さすがのJBLとしか言いようのないクオリティです。
この機種、USB接続専用と思われがちですが、実は外部入力を備えています。
画像引用元:「JBL Pebbles」を買ってみて - 海ネット山ブック
USB接続で給電(スマホからの再生も可能です。
短所
どっちかってぇとモバイル用途やノートPCでの使用を前提に作られているのか、色んなコードが短いです(笑)
デスクトップで使おうと思うとUSBやオーディオの延長コードが必要になってくる場面もしばしば
3位 fostex PM0.3
スペック
- 外形寸法:100(W)×185(H)×130(D) mm
- 質量:約1.49kg(アクティブスピーカー側
約1.44kg(パッシブスピーカー側) - 消費電力:約12w
- 出力:15W+15W(RMS)/可変ボリューム付
- 再生周波数帯域:110Hz〜20kHz±3.0dB
特徴
名機PM0.4の弟分。コンパクトなのに、どんなジャンルもきっちり鳴らしてくれる実力派。
お値段はだいたい諭吉さん1枚くらい。
低域もカタログスペックよりはかなり出ているのでPC用で使うには必要にして十分。
多くのコンパクトスピーカーが「電気的に良い音を作っている(DSPなどで)」に対して、PM0.3は完全に素の生音で勝負しています。
全体的に「無理をしていない自然な音」なので、聞き疲れもしませんね。
無駄に長かったり大きかったりなバスレフで低域を無理やり増幅してたりもしないので、筐体も普通にコンパクト。
省スペースかついい音&自然な音を両立させたいならベストバイ
短所
- PM0.4と同じく背面ボリューム。便利に使おうと思ったら何かしらの音量調節機器を前段につなぐ必要ありです。
- 小音量では気になりませんが、さすがに部屋を満たすような大音量になると低域不足は否めません。
(一般的な音量では問題ありません)
4位 fostex PM0.4
スペック
- 外形寸法:144(W)×220(H)×180(D) mm
- 質量:約3.6kg
- 電源/消費電力:AC100V/40W
- 再生周波数帯域:60Hz〜30kHz
- 定格出力:低域=18W、高域=18W
特徴
モニタースピーカーの入門機。原音に忠実な音を鳴らしてくれるので、ニコニコあたりで「ミックス師」目指すなら買っておきたい機種。
解像度や定位感は1万円台のスピーカーとは違う次元。FOSTEXならではという感じです
短所
- 置き方に関しては結構ナーバス。ツイータとウーハーの間あたりの高さに耳が来ないと、高低音のバランスが崩れて聞こえちゃうので、設置環境によってはレンガなどで 「底上げ」が必要になることも。
- ペア売ではありません。「15000円なら安いじゃん」って注文すると、一個しか届きません(笑)
同じものを2つ注文する必要があります。
そのため、コンセントも2つ必要ですし、接続ケーブルも二本必要です。 - 音量調整は背面です。基本的にモニター向けなので前段にミキサーなりボリュームコントローラーをつなぐ設計なので、単体で使おうとするとちょっと面倒かと
5位 JBL CAS-33
スペック
- サイズ:幅85mm、高さ181mm、奥行174mm
- 重量: 1.9kg:(本体のみ)
- 周波数特性: 60Hz ~ 20kHz
- 最大出力: 総合20W (10W×2)
特徴
伸びがあり抜けもいい高音。ガンガン鳴りまくる低音。そしてそれなりにコンパクトな筐体。
さすがのHR/HM系で低音ガンガン鳴らすのももちろん得意ですが、ジャズなどもきっちり艶やかに鳴らしてくれる逸品です。たぶん今回紹介する中でどれか好きなの買ってくれるって言われたら、これを選びます(笑)
なぜそこまで気に入っていて5位なのかと言うと・・・・。
現在ほとんど在庫が出回っておらず、楽天ではすでに出回っていないような状態になっているからです。
私が購入した頃は、まだ発売当初だったため、現在の高値とほぼ変わらない状況だったので、こんなもんかなぁ?って感じなんですが、一番安かった頃は17000円くらいで買えてましたから、現在の価格はちょっと割高感が否めません。
17000円だった頃は当ブログでもダントツで1位推しだった名品です♪
短所
- 音量調整が回転式じゃなくて、ボタン式。現在の音量が視覚的にわからないので困ることも多いです。
一回コンセント抜いちゃうと音量がリセットされてしまうので、思わぬ大音量に度肝を抜かれる事も何度か(汗) - とにかく低音が鳴ります。BOSEみたいにブーミー過ぎる事はないんですが、とにかく響きます。壁の薄いレオ○レスとかで使ったら壁ドンされる可能性大。ご注意ください。
6位 MS-20
スペック
- 寸法: 高さ×幅×奥行き=約(239x154x187)mm
- 重量: 右スピーカー:約3.7kg/左スピーカー:約2.05kg
- 消費電力: 80W
- アンプ出力:2x10W
- 周波数領域:65Hz〜25kHz
特徴
安いのに高機能。光接続、ミニプラグ接続、RCA接続なんでもつながります。大きさに余裕があるのでどんなジャンルでも無難に鳴らしてくれる機種ですね。PCやポータブルオーディオ、ゲーム機など色々繋ぎたいような場合でも、スピーカのみで数台つなげてしまうので追加投資も必要ありません。
短所
- でかいです♪ 置き場所確保必須。
- なんでも無難に鳴らしてくれる反面、感動するほど綺麗に鳴らしてくれるわけでもない。全体的にぼや~っとした鳴り方なので、アコースティック系などを艶やかに鳴らしたいときなどは物足りなさを感じますね。
よくも悪くも汎用機です
7位 Timedomain Light
スペック
- 外形寸法:右88W×126H×128D mm
左88W×126H×116D mm - 質量:1020g(ACアダプタ含む)
- 消費電力:15VA(ACアダプター定格電力)
- 周波数特性、出力などは記載なし
特徴
超小口径から来るレスポンスの良さで原音に忠実に鳴らしてくれる小さな巨人。アコースティック系やアカペラ系、人の話し声などを再生させたら他の追随を許さない生々しさです。
短所
みてのとおり、低音は全く鳴りません(笑) 電子楽器やエレキギター/ベースなどが入った曲は聞かないほうが精神衛生上よろしいかと思います。
8位 Bose Companion2 Series III
スペック
- 本体外形寸法:80(W) x 190(H) x 150(D)mm
- 本体質量:R側(アンプ内蔵) 0.815kg / L側 0.79kg (スピーカーケーブル1.8m含む) *最大消費電力:22W
- 他記載なし
特徴
いわゆるサウンドの入門機的位置づけ。大迫力の低音に身を委ねたい人向けです
短所
良くも悪くも companion20を買っておいた方が幸せになれます
9位 Olasonic TW-S7
スペック
- 外形寸法:108mm x 108mm x 141mm
- 重量:950g
- 最大瞬間出力 10W+10W(ダイナミックパワー)
- 周波数特性 60Hz~20000Hz
特徴
通称「卵」。未来を予感させる独特のフォルムから発せられる音は、解像度・分離感とも素晴らしい。「やすいスピーカでは聞こえなかった音」がこの解像度なら聞こえてくるってのは冗談抜きであります。USBスピーカーなので「挿すだけ」で使えるお手軽さも魅力
短所
- 本体に音量調整がありません。音量調整はPCの側で行うことになります。初めて鳴らすときは加減がわからず、心臓止まるくらいの大音量で鳴ったりするので注意が必要です。突然大音量で鳴り出してもPCがフリーズしてたりすると音量調整できないので、そんな時はUSBぶっこ抜いて対処するしかありません(笑)
- いわゆるぬくもりのある音とか広がりのある音は求めてはイケマセン。良くも悪くも「原音を飾らすに鳴らしてる」スピーカーです。強いて言うなら「目の前に小さいバンドが演奏してる」感覚です。音場が小さいんですな。
番外編 fostex PM-SUBmini
スペック
- 外形寸法:200(W)×185(H)×233(D) mm
- 質量:約3.55kg
- 消費電力:約15W(スタンバイ時0.5W以下)
- アンプ出力:50W
- 再生周波数特性密閉型:40Hz〜150Hz
特徴
同社PM0.4、PM0.3 PM0.1などの低音補強用途のアクティブサブウーハー。
映画用などの開放型ウーハーのブーミーな重低音と違って「音楽を損なわない」切れのある低音を鳴らしてくれる密閉型のサブウーハーです。
合わせるスピーカーの周波数帯に合わせて周波数調整もできるので、かなり汎用性は高いですね
短所
約20cmの立方体。「塊」感はかなりのものです(笑) 置き場所を確保するのが一番の課題ですかね。
PCとの接続時に使うと便利なモノ
昔に比べればPCの内蔵ジーだったり低音質だったりと言うことはなくなりました。
ただどうせならさらに低ノイズ 高音質で聞きたいと言うのが本音。
といって謎理論の高級装置とかは必要はありません(笑)
我が家で使っていた事があるのは下記の機器。
DAC内蔵なのでPCの内部ノイズの影響も受けませんし、ボリューム搭載なので一部の背面ボリュームの機種などと組み合わせると非常に使いまわしがよくなります。
もっと簡易的に済ませたいのであれば、我が家のノートPCとスピーカーとの接続で使っているこれもオススメです。
まとめ
スピーカーと言うものほど「好み」で左右されるものもありませんよね。
実際「試聴」とかして買ってきても電気店と家では鳴り方が違うなんて事もザラだったりします。
(設置状況も周りの騒音も全然違うので)
結局は家で鳴らしてみないと良し悪しはわからない事がわかったので、基本的に「お?良さ気??」ってな噂を聞いた機種は片っ端から買ってたらこんな数を体験することになってしまった次第です(笑)
この記事が私のように「スピーカー的な意味での迷子」になりそうな方の参考になれば幸いです。